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2016.02.15
春休み 写し絵で物語とあそぼう 参加者募集中!
暗闇に絵が瞬き
舞い遊ぶ、
江戸時代に発明された
写し絵の技法をつかって、
自分たちの作品をつくりましょう。

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日時:2016年3月23日(水)、24日(木)、25日(金)、27日(日) 午後1時半から3時半 

--ワークショップ予定------

3月23日(水)写し絵を体験してみます
絵を壁に、天井に、床に、人に、物に写して遊びながら、写し絵独特の面白さを発見しましょう。その場で小さな小さな(デタラメな?)物語りも作ってみましょう。

24日(木)描いたり写したり
一枚の絵画に描かれた物を自分たちの感覚でバラバラに切り取って、それを自分たちで描き直し、写し絵に仕立てます。暗闇の余白の上に自分たちが操る絵を動かしてみます。どんな時間と空間が生まれるのでしょう?

25日(金)
前回で気付いた事、成功や失敗を活かしつつ、描き直したり写したりを繰り返します。暗闇に浮かぶ絵の中から言葉や音が聞こえて来たら、おもいきって加えてみましょう。

27日(日)
絵を動かすリズムや風呂の使い方の工夫や練習を重ねます。最後に小さな写し絵作品を上演しましょう

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場所:アートスポットシャトー小金井2F(小金井市本町6ー5ー3シャトー小金井2階) 
対象:小学四,五、六年生 
定員:15名 (申し込み順)
参加費:無料
応募締め切り:3月15日
申し込み・問い合わせ:電話又はメールで、NPO法人アートフル・アクションまで。

電話 050―3627―9531(土曜・日曜・祝日を除く午前10時~午後5時まで)
メール  

お申し込みの際に、参加者と保護者の氏名、住所、電話番号、参加者の学年をお知らせください。

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写し絵とは

 写し絵は江戸時代から伝わる表現の方法です。「風呂」とよばれる木製の「幻燈機」に、江戸時代はロウソクや菜種油などによる灯火(あかり)を設置し、この灯火に薄いガラスに描いた絵をかざし、レンズでピントを調整しながら真っ暗闇に鮮やかな色の絵を写し出しました。今では電気を使って写します。 写し絵では、写し絵師(映す人)がスクリーンに近寄ったり離れたり、ゆっくり風呂を動かしたり早く動かしたり、と「風呂」を持って動き回ります。すると絵は豆粒のように小さくなったり、怪物のように大きくなったり、ゆがんだり、ぼやけたり、暗闇に儚く消えていったり、人の動き方によってさまざまに表情を変えます。
 たった一枚の絵でも写し方を工夫することで時間がゆっくりと進んだり、早く進んだり、逆戻りしたり、泣いているように見えたり、笑っているように見えたり、夢の出来事のように見えたり、目の前の出来事のように見えたり。これが二枚三枚四枚五枚と組合わさるともっと面白いことが起こります。そこに言葉や音を加えても楽しいでしょう。思いがけず物語りが生まれるかも知れません。


ワークショップ講師

平井航 人形遣い/人形師/写し絵師/役者
1979年生まれ。東京都立大学卒業後、結城座に入門。「人形芝居」の他「写し絵芝居」にも多数出演。2013年退座。その後、個人劇団「糸操り 舟元座(かわらざ)」(※舟偏に元)や他団体への客演(人形遣い及び役者)で活動中。 二〇一五年にアートフルアクションの依頼で写し絵の機材である「風呂」を製作したことを契機に「写し絵芝居」を再開。今春、豊島区の小学校で小品を披露した。日本舞踊を西川鯉之祐(西川流)/謡曲仕舞を粟谷能夫(喜多流)/常磐津を常磐津文字兵衛(五世)/能面製作を長澤重春(長澤流三代目)に師事。


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主催:NPO法人アートフルアクション
助成:アーツカウンシル東京(東京都歴史文化財団)
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